こんなによく晴れた青空の下、僕はどうして 絶望 しないでいられるでしょう。 こんなにジトジトと暗く、湿った雨の日に僕はどうして 絶望 しないでいられるでしょう。 そうして僕は毎日をすがすがしく、絶望して参りました。 僕にとっては 毎日が絶好の絶望…

永眠住民 安眠妨害 ボクは痩せた蚊の骨 世界は腐った金魚鉢濡れた風鈴、音鳴らず 鉄の棒が重く揺れているたとえボクが「痛い」と叫ぼうと 濡れた犬の不幸の遠吠え死なせてよ ボクよさらば安住楽園 涅槃待ちボクは瘠せた蚊の骨 世界は腐った金魚鉢 切れた鼻緒…

忘れもしない 蜻蛉軍団 今でも私は 覚えています 褐色の生めかしい光を放ちながら群れなす あの蜻蛉軍団あの夢は確か 1ヶ月に満たぬ 赤ん坊の夢でした 激しく泣き止まぬ 赤ん坊の枕元に立って私は 無心に喰らいました 只、無心に喰らいました 数百の蜻蛉の…

君の流せなかった涙は ぼくが流そう。 君のぶちまけたい怒りや苦悩は ぼくがただ、黙って聞いてあげよう。 もしも、さむくて不安ならば 可愛い模様の毛布を描いてあげよう。 暗く、淀んだ場所に居るなら ほんのちょっぴり、暗闇を照らすランプをあげよう。 …

恐怖感、というものには、どうしても、どう変わっても、どう転んでも逃れられない、 感覚というものは目に見える、目にみえない物体、それではない。 だけれども、自分が、自分だけが認識している、 常に潜在しているものである 得体のしれない、目にみえな…

『私』と『私』の友情と 『私』と『私』の仲直り 『私』と『私』は 涙を流して 抱き合って、あたため合うことは できないけれど 『私』の『私』に投げかける。 そうして、手を取り合うことの、体を温めあうことのない抱擁をしあうことができるのだ

人間はどんなに仲良くしている時期があっても、離れていくときは、実にあっさりと離れてしまうものですが、人形は、私が手放さない限り、私が死ぬまで一緒に居てくれます

私にとっての温かさ。というのはちょっとだけ人と違います 温かさ、というのは、具体的な、直接的な、励ましの言葉 ではなく、 何気ない、ごく、極めて自然な会話に人のぬくもりを感じるのです。 そして無言というものの中にもぬくもりを感じます。 無言の中…

私は、インターネット。というものへの考え方が変わりつつあります ネット上にある文字を文字として 受け取りすぎな ような 気がします 文字はアイコンの向こうの人間の感情や事実と 実際に関わりあってる。 そんな風に 受け取りすぎ そんな感じがします 此…

人間はひとり、ひとり という個体 である 太宰治も「世間とは一体何のことでしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間という実態があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思って生きて来たのですが」と言っていまし…

涙のスープには あとで ちょっとだけ 優しくなれる気持ちが 詰まっているんだ だから ぼくは ぺロリと なめて ほら、ちょうど、ザラザラの舌で 顔や手を 舐めてくれる 子猫 みたいに さ くすぐったい、そう言って、 泣き笑い して いるうちに きっと、きっと…

さあ、今すぐ巨大妄想から 逃げなさい そして 私は 気が違っている 今すぐ そう 叫びなさい

「切ない」がわたしを呼んでいる

『裏切り』というものは一見、他人から受ける行為のように思える。 しかし、実はそうではない。 『私』の意識に”裏切られた感じ”がどうしようも渦巻き、それを『私』自身に対し、どうしようもなく、解決の糸口が見つからない状態。それが、”裏切られた感じ”…

偶然による出会いは意外なところに転がっている、 うん、そうなのかもしれないね。でも、ぼくは、しかし、僕は。 何か、背中を向き合ったままの対面、のような気がしてね。「何か、違う」って思ってしまうんだよね。 「こんなの何か違う」って。そうやって、…

世界の大半は友達ごっごで出来ている

僕は 他人(ひと)を自分勝手に好きになるという ワガママを覚えたんだ。 相手の気持ちなんて関係なく 自分勝手に好きになる、という ワガママを覚えたんだ 他人(ひと)はそんなに敏感に傷つかない。 だって、他人(ひと)は そんなに僕のこと気づいていな…

悲劇のヒロインは言いました。「私、とっても、とっても、とっても不幸だったのよ、だから、何処の誰が微笑みかけたって、私は絶対、笑ったりなんかしない!」

メルヘン崩壊

メルヘンなんかは焼け落ちて 零れた涙になりまする メルヘンなんかは焼け崩れ 爛れた肉になりまする 爛れた肉は腐り落ち 骨となりし心臓は 徘徊彷徨ふ 海、砂漠、桜吹雪 桜吹雪は絹になり 繭を紡いで 伸び萌え出 蔦の葉の 絡まるように 巻きついた 二重包帯…

雑踏にの中いると、耳が遠くなる。 『私』の感覚が私の中で段々薄れていく 周りの音。例えば、人々の足音、流れる音楽、誰かと誰かが喋りあう声、クラクション、すれ違う人々の体温、そういうものが 段々 大きい音になってきて 『私』だけが、どんどん消され…

私は解放されてはいけない。絶望はいつでも待っている。 首輪と金具の鎖で繋がれた絶望という名の飼い犬が 私のことを いつの日でも 待ち構えているのだ。 そして、彼の餌は 私であり、 私は彼の空腹を満たす餌食である しかし犬は 同時に私の番犬でもあり、…

涙はね、あの残酷な神様が、唯一 与えてくださった お慈悲でね あの残酷な神様のことだから、 地の上で 泣いてる私たちをみて 笑っているかもしれないわね。 けどね、それは、本当に唯一の、お慈悲でね 私たちは 涙を流すと シャワーで落としきれない穢れや…

脳髄だ、脳みそだ。肉片だ。ただの肉のかたまり。今、惨めで、苦しんでいるのは 僕ではない、僕ではない、ぼくではない。わたしでは、ありません。だからもう、残酷で、非道な神様、どうかお許ください 僕はこの苦しみのかたまりのある場所をぶった切り、取…

時の流れは止めることができないし 自分の穢れやどうしようもない嫌悪をシャワーで洗いながすことが出来ないし、朝の光で目が覚めてしまった日には 暗く、湿った、ジトジトのぼくと それなりの一日を過ごす、 それだけだ

夜の闇よ どうか あかりを 灯さないで おくれ 朝の光よ どうか 私を 照らさないで ほしい 孤独よ ぼくの 元に ふりそそいで おくれ 闇夜に 朝に 夕に さざめく 亡霊たちよ その哀しみと切なさを 囁いて ぼくの耳を 胸を 冷たく凍られておくれ

どんな 一日にも 必ず 夜は やってくる ぼくたちは 眠り、 過ぎた日のできことを 夢とおもって 笑ってしまえば いい ではないか 夜が明け 朝日がやってきた しかしながら 昨日までの現実は どうしようもなく この身に 振り掛かるのだった その苦しみは どこ…

僕は むずかしいことは よくわからない。 何とか主義者っていって、自分の見たものとか、そこにあるものしか 信じない人がいる。ということは知っている、 僕も、どっちかというと今まではそうだった だけど、ぼくは思ったよ、 目に見えないもの、 存在の認…

僕は今の今まで、自分が絶望しやすく、すぐ、しょげて、 積極的になれず、人と会話や交流をもてないことに とてもコンプレックスを感じていました。 そして、それと他の人に僕ほどだめな人間が生きていてすみません。 とても罪悪感を感じ、絶望的にしか考え…

僕の心は いつだって 置いてきぼりに なってしまう

殺人鬼よ 貴方は 殺す人間を間違っている 私が 此処で こんなにも 愛しく 待っているのに