涙のスープには あとで ちょっとだけ 優しくなれる気持ちが 詰まっているんだ
だから ぼくは ぺロリと なめて
ほら、ちょうど、ザラザラの舌で 顔や手を 舐めてくれる 子猫 みたいに さ
くすぐったい、そう言って、 泣き笑い して いるうちに きっと、きっと。
涙は乾いて 宇宙の彼方へ
もし、涙が またまた きみの元に 宇宙の上から 流れ 落っこちてきたのなら
しょっぱいねって、猫語で話して ザラザラの舌で 舐めてあげよう。 
君の涙で少しだけ、しょっぱいスープを作って、それをレンジでチンしてあげよう