私は解放されてはいけない。絶望はいつでも待っている。 首輪と金具の鎖で繋がれた絶望という名の飼い犬が 私のことを いつの日でも 待ち構えているのだ。
そして、彼の餌は 私であり、 私は彼の空腹を満たす餌食である
しかし犬は 同時に私の番犬でもあり、癒しの存在である。
『飼い犬に手を噛まれる』という言葉があり、裏切りの行為としての言葉表現されているが、
飼い犬が主人の手を噛み、肉を ほお張り 骨の髄まで ボロボロにする それは彼にとっての必然であり、 彼自身、という畜生の性だ