2007-11-20から1日間の記事一覧

雑踏にの中いると、耳が遠くなる。 『私』の感覚が私の中で段々薄れていく 周りの音。例えば、人々の足音、流れる音楽、誰かと誰かが喋りあう声、クラクション、すれ違う人々の体温、そういうものが 段々 大きい音になってきて 『私』だけが、どんどん消され…

私は解放されてはいけない。絶望はいつでも待っている。 首輪と金具の鎖で繋がれた絶望という名の飼い犬が 私のことを いつの日でも 待ち構えているのだ。 そして、彼の餌は 私であり、 私は彼の空腹を満たす餌食である しかし犬は 同時に私の番犬でもあり、…

涙はね、あの残酷な神様が、唯一 与えてくださった お慈悲でね あの残酷な神様のことだから、 地の上で 泣いてる私たちをみて 笑っているかもしれないわね。 けどね、それは、本当に唯一の、お慈悲でね 私たちは 涙を流すと シャワーで落としきれない穢れや…

脳髄だ、脳みそだ。肉片だ。ただの肉のかたまり。今、惨めで、苦しんでいるのは 僕ではない、僕ではない、ぼくではない。わたしでは、ありません。だからもう、残酷で、非道な神様、どうかお許ください 僕はこの苦しみのかたまりのある場所をぶった切り、取…

時の流れは止めることができないし 自分の穢れやどうしようもない嫌悪をシャワーで洗いながすことが出来ないし、朝の光で目が覚めてしまった日には 暗く、湿った、ジトジトのぼくと それなりの一日を過ごす、 それだけだ

夜の闇よ どうか あかりを 灯さないで おくれ 朝の光よ どうか 私を 照らさないで ほしい 孤独よ ぼくの 元に ふりそそいで おくれ 闇夜に 朝に 夕に さざめく 亡霊たちよ その哀しみと切なさを 囁いて ぼくの耳を 胸を 冷たく凍られておくれ

どんな 一日にも 必ず 夜は やってくる ぼくたちは 眠り、 過ぎた日のできことを 夢とおもって 笑ってしまえば いい ではないか 夜が明け 朝日がやってきた しかしながら 昨日までの現実は どうしようもなく この身に 振り掛かるのだった その苦しみは どこ…