2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

永眠住民 安眠妨害 ボクは痩せた蚊の骨 世界は腐った金魚鉢濡れた風鈴、音鳴らず 鉄の棒が重く揺れているたとえボクが「痛い」と叫ぼうと 濡れた犬の不幸の遠吠え死なせてよ ボクよさらば安住楽園 涅槃待ちボクは瘠せた蚊の骨 世界は腐った金魚鉢 切れた鼻緒…

忘れもしない 蜻蛉軍団 今でも私は 覚えています 褐色の生めかしい光を放ちながら群れなす あの蜻蛉軍団あの夢は確か 1ヶ月に満たぬ 赤ん坊の夢でした 激しく泣き止まぬ 赤ん坊の枕元に立って私は 無心に喰らいました 只、無心に喰らいました 数百の蜻蛉の…

君の流せなかった涙は ぼくが流そう。 君のぶちまけたい怒りや苦悩は ぼくがただ、黙って聞いてあげよう。 もしも、さむくて不安ならば 可愛い模様の毛布を描いてあげよう。 暗く、淀んだ場所に居るなら ほんのちょっぴり、暗闇を照らすランプをあげよう。 …

恐怖感、というものには、どうしても、どう変わっても、どう転んでも逃れられない、 感覚というものは目に見える、目にみえない物体、それではない。 だけれども、自分が、自分だけが認識している、 常に潜在しているものである 得体のしれない、目にみえな…

『私』と『私』の友情と 『私』と『私』の仲直り 『私』と『私』は 涙を流して 抱き合って、あたため合うことは できないけれど 『私』の『私』に投げかける。 そうして、手を取り合うことの、体を温めあうことのない抱擁をしあうことができるのだ

人間はどんなに仲良くしている時期があっても、離れていくときは、実にあっさりと離れてしまうものですが、人形は、私が手放さない限り、私が死ぬまで一緒に居てくれます

私にとっての温かさ。というのはちょっとだけ人と違います 温かさ、というのは、具体的な、直接的な、励ましの言葉 ではなく、 何気ない、ごく、極めて自然な会話に人のぬくもりを感じるのです。 そして無言というものの中にもぬくもりを感じます。 無言の中…