2006-01-11 ■ 詩 僕の杖は黒いんだ僕の杖は真っ黒さ僕の杖真っ黒で歪んだ心とそっくりさ僕の杖は細いんだ僕の杖は細くて折れやすい僕の杖は古木のようにもろくて危ういハリガネさ僕の心のハリガネさ僕の心はハリガネさ心に刺さるハリガネさ光を遮り群れなす烏の様に不安が飛び交い真っ黒さ夜を遮り叫び狂うフクロウさ不協和音を奏でて真っ黒さ僕の杖は真っ黒で僕の杖は真っ黒で折れても治らぬ真っ黒さ