サーカスは幕を閉じ 道化師たちは白塗りの 仮面を落として なっていく 顔に 子宮から 這い出た 顔に/
カーニバルも 終わり 鳴り止まぬ タンバリンの音も あの、サイレンが去るように 遠くに 段々と、 遠のく 賑やんでいく 人々も 子も 夜を灯す 露店たちも 消えていく まるで 幽霊の灯火のように/
理強いの 苦笑いの笑顔は 薄く ほんのりと微笑みに変わり 蝋燭をそっと消すように、そっと 消えてく 消えていく 心地よく、それは あたたかく溶けていく/